鈴廣 かまぼこの里 〈神奈川県小田原市〉

  • 食品と調味料
  • 関東エリア
  • いろいろ楽しむ
  • 飲食OK
  • 体験あり
  • 街中

鈴廣 かまぼこの里 〈神奈川県小田原市〉

鈴廣かまぼこの歴史とお勧めポイント

小田原の老舗「鈴廣蒲鉾本店」 小田原の老舗「鈴廣蒲鉾本店」

 幕末の慶応元年に創業した鈴廣(すずひろ)は、小田原の網元漁商の副業としてかまぼこ製造を始めました。さらには明治中期にかまぼこ製造を本業として、本格的な販売をはじめたのです。早くから直売店に力をいれ、「見るかまぼこ工場」を完成させたのは昭和47(1972)年のことです。
 かまぼこの里にあるレストラン「千世倭樓(ちょうわろう)」は、秋田から移築した壮麗な古民家。書院造りの母屋に、総漆塗りの土蔵、合掌造りの離れがあり、それぞれ割烹、茶房、会席、そばの店舗が入っており、なんとも贅沢な空間です。ちなみに、母屋と土蔵は国の登録文化財。


見どころ・買い物どころ

かまぼこや名産品 が並ぶ「鈴なり市場」 かまぼこや名産品 が並ぶ「鈴なり市場」

 鈴廣はやはり‘かまぼこ’。季節に合わせた細工かまぼこなども「本店」で販売されています。一方「鈴なり市場」は、かまぼこの里内で一番大きなエリア。かまぼこはもちろん、すり身と地場の魚や野菜を釜揚げした「すず天」、小田原の干物や漬魚、地酒、お菓子が並ぶ「こゆるぎ屋」に、工芸品が販売されている「ちりんちりん」など、なんでも揃っているような印象です。また「えれんなごっそショップ」でも、地元の野菜など、さまざまな小田原ならではの食材を取りそろえていて、新しい出会いがあるかもしれません。
 食べるところが多いのも「かまぼこの里」の特徴。レストランに入るのもいいですが、「鈴なり市場」内のバーコーナーなどでちょっと食べつつ買い物するもの楽しいものです。
 お子様に大人気なのは「かまぼこ・ちくわ手づくり体験教室」。ちくわは15分程度で焼き上がりますので、その場で焼きたてほくほくの‘ちくわ’にかぶりつくことができます。



鈴廣のお土産チェック

旬を練り込んだ彩りの「かまぼこ暦」 旬を練り込んだ彩りの「かまぼこ暦」

 「かまぼこの里」では、鈴廣の300種類以上のかまぼこから選べるのが魅力。特に季節限定の「鈴廣の歳時記」の可愛らしい細工かまぼこの詰め合わせや、月替わりの「かまぼこ暦」の旬の素材を練り込んだ彩り鮮やかなかまぼこは、贈りものには最適。お子様には乗り物の形に作られた「かまぼこトミカ」やリカちゃんオリジナルシール付の「リカちゃんハートかまぼこ」。そして鈴廣定番の「特上蒲鉾」「謹上蒲鉾」は外せない逸品です。
 他にも、メッセージや絵が30分で焼き印してもらえるサービスや、かまぼこの老舗である鈴廣が箱根の名水で作った「箱根ビール」もお勧め。かまぼこの里のすぐそばの醸造所で毎日作られたものが販売されています。
 また、かまぼこの里では季節ごとにイベントが催されており、期間限定商品も販売されます。桜の入ったかまぼこなどが出る「桜の市」、キッズイベントが多数企画される「夏の市」、年の瀬に年末限定商品が販売される「おせち大市」など、ぜひチェックしてお出かけください。


鈴廣 かまぼこの里の基本情報

鈴廣 かまぼこの里 神奈川県小田原市風祭245
http://www.kamaboko.com/sato/
アクセス お車の場合 東名高速道路 厚木I.C.経由 小田原厚木道路口からすぐ
公共交通の場合 JR 小田原駅、または小田急 小田原駅より
タクシーで約10分
徒歩の場合 箱根登山鉄道 風祭駅よりすぐ
入場について ★予約不要 体験教室は前日までの予約が原則
営業時間 9:00〜18:00(博物館は10:00〜17:00)
※レストランは店舗ごとに時間が異なります
休日 年中無休
施設 工場見学 自由見学/かまぼこ博物館や鈴なり市場にて、職人の実演をガラス越しに見ることができます
展示・見学 かまぼこ博物館
売店 鈴廣蒲鉾本店、鈴なり市場、えれんなごっそショップ
飲食 千世倭樓(割烹・懐石・そば・茶房)、えれんなごっそ(地産地消バイキングレストラン)、鈴なり市場(かまぼこバー・すず天・ 茶屋・カフェ)
体験 かまぼこ・ちくわ手づくり体験
関連施設 鈴の音ホール 多目的ホール

かまぼこの里周辺のお勧めスポット

歴史的建造物が並ぶ、小樽運河の散策路 歴史的建造物が並ぶ、小樽運河の散策路

 小田原は東京から車で約1時間半程度、新幹線だと約35分で、泊まっても良し、日帰りでドライブも良しで、常に多くの人で賑わっている観光地です。歴史も古く、特に戦国大名の居城であった「小田原城」は有名でしょう。現在は「城址公園」として整備され、天守閣も復興されている他、遊園地やガラス美術館「小田原城ミューゼ」などもお勧めです。また、小田原城の他にも、郷土文化館や、古美術蒐集家の松永記念館、天然記念物となっている「長興山のしだれ桜」がある「紹太寺」などもあります。
 観光は歴史だけではありません。「小田原漁港」では水揚げされた鮮魚や名産の干物などの地場産品を買うことができる朝市が毎週土曜日に開催されます。また、「小田原フラワーガーデン」は、バラ園や渓流の梅園、花菖蒲池など四季折々の花が楽しめるほか、温室ではトロピカルフラワーが咲き乱れています。
 イベントが多いのも小田原の魅力。「小田原梅まつり」「小田原桜まつり」「小田原北條五代祭り」「小田原ちょうちん夏まつり」「小田原酒匂川花火大会」「一夜城まつり」など、毎月イベントのように催されています。